【ネタバレ注意】ピーターラビットを観ました

どうもこんにちは、トオルです。

2018年5月18日公開の映画『ピーターラビット』を観てきました。

この記事では映画の内容に触れるので、ネタバレがどうしても我慢ならないという方はいち早く映画館に向かってチケットとポップコーンとコーラを買って楽しんでからこの記事を読んでください。

 

 

僕はお恥ずかしながら『ピーターラビット』を読んだ事がなく、「boketeのお題になりがちなウサギのやつ」くらいの認識でした。

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こういうイメージですね(これが面白いかは置いといて)。

 

なので本編がどういう話だったのかは一切知らず、映画の予告の知識とツイッターのTL上での『ピーターラビットは実質仮面ライダーアマゾンズ』『子供側が複数人のホームアローン』といった不穏な言葉を胸に抱き劇場に飛び込みました。

 

そこに渦巻いていたのは殺意だった。

開始数分で死人が出るなんて聞いてねえぞオイ。ウサギの肋骨何本折る気だよ。とキービジュアルから感じられる「ほんわかふわふわなウサちゃんたち」という雰囲気のバイアスを清々しいまでにぶっ壊してくれた。

メインキャラクターのトーマス・マクレガーが登場し、ウサギと友好な関係にあるビアと良い雰囲気になるとウサギの「イタズラ」はより苛烈にエスカレートしていく。ビアから貰った高価そうな双眼鏡を(本人の不注意とはいえ)川に落とされ、電気柵を設置したらウサギに回路を操作され自宅のドアノブで感電したり、トーマスがブラックベリーアレルギーという事を知るや否や口に放り込んだりとウサギたちの猛攻はとどまる所を知らない。対してトーマスも手を緩めることは無く、購入したダイナマイトを夜間に巣に仕掛けたり、畑でウサギ相手にダイナマイトを投げつけたり互いの殺意が『ホームアローン』の比では無い。

最終的には双方ビアの為に和解して本編が終わるが、スタッフロールの背景に流れるエピローグでも屋根上で釘打ちしているトーマスに釘の代わりにダイナマイトを手渡すピーターラビットの姿が見られた。なんだよお前ら…強いトムとジェリーかよ…。

スタッフロール後には公開前からのキャンペーンで集まったウサギと飼い主の写真が流れるが、本編の苛烈さから(この人たちみんなドアノブで感電して吹っ飛んだりしてるのか…)としか見えず、キャンペーンの説明が流れなければウサギの被害者一覧としか見えなかった。

また、作中の殺伐とした雰囲気をニワトリ(CV.千葉繁)が中和してくれる。ここも見どころなので場面が切り替わったタイミングで注意してほしい。

 

この文章を読んで、少しでも映画『ピーターラビット』に興味が湧いたなら是非劇場に足を運んでみてはどうだろうか。血湧き肉躍る”Hurtful”な世界があなたを待ち受けるだろう。

 

それでは、さよなら。